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| 私の「ものづくり」の基本 |
| 幼少のころから「ものづくり」に異常なまでの関心があった私は、塗り絵からはじまり折り紙、粘土細工、プラモデル、自転車の改造など、当時、はやり始めたファミコンなどには目もくれず、家中を散らかしまわっていました。しかしながら、頭で描く完成予想図にあてはまる物をつくったという満足感はなかったので、途中であきらめたりすることが多かったと記憶しています。それでもやはりものづくりが好きだったのでしょう、それはいろんな物を作り続けていました。ようやく完成図に近い仕上がりを感じたのは二十歳を過ぎたくらいです、その頃には製作時に扱う工具、また加工する素材と会話するような感覚が芽生え、頭の中で素材の分子構造がイメージで浮かんできたりしました。私はこれまで、専門的に技術や芸術を学校などで学んだことはありませんが、現在においてはこの感覚が私の「ものづくり」の基本になっていると確信しています。 |
| 日常と非日常 |
| われわれメーカー側と同様、当然設計施工会社様も日々「ものづくり」また「無から有」を日常とされているのですが、目線を変え施主様にいたっては、我々の仕事には毎度毎度非日常的な感覚があります。この感覚の最小公約数、共通すべき感覚にはロマンという言葉が当てはまると考えています。ロマンとは感情的、理想的に物事をとらえること、夢や冒険などへの強いあこがれをもつことと記されています。この感情が、プロとアマチュア、売と買の間に共通してあることが意義や発展のある「無から有}ではないでしょうか。 |
| 発想の転換 破壊的創造 |
| 私は「ものづくり」をする過程において、まず大自然の法則と歴史に従い日常や常識的な考え方についての疑問を追及します。これを破壊的創造と言っています。普段通りに想像してください。真っ白の用紙に立体的な黒い球体を描きます。人それぞれ大きさや位置、絵の上手下手、様々だと思います、今度は発想の転換や破壊的創造を強くイメージして、もう一度チャレンジしてください。この問題に正解はありません、しかし必ず初めに描いた球体が良い答えだったかは疑問です。 |
| レールのない道 |
| 現代日本人的思想の中には、「いままでどおり」や「みんなやっている」という理由での決断、行動が多く感じられます。おおよそこの考え方は間違っていないと思いますが、われわれ発信者の立場においては少々問題があると思います。なぜなら「いままで」の「今」つくる使命があるからです。新しい考え方や創作はその結果に対するリスクが常に大きく勇気のいることですが、しかれたレールがない訳ですから進む道は無限とも考えられます。このレール創りも「無から有」の成功法といえます。 |
| 努力と自信と余裕 |
| 色々な視点から「無から有」について簡潔に述べましたが、われわれにとって、その喜びや達成感は「業を全う」することにあります。即ち目の前にある問題、数字などに対しての勝負に勝たなければなりません。その為には「努力と自信と余裕」この3つの鎧をまとい、プロとしての日々を戦う、そこから生まれる「有」こそが私の求め、憧れる創造者としての完成形と信じております。 |
株式会社ZERO
片岡 統
Designers Garden ZERO |